【体験談】外資系企業に向いている人の特徴と転職方法の解説

「外資系企業に転職を考えているけど、自分は向いているのだろうか?」

そんな風に悩んでいませんか?

今回の記事では、外資系企業に向いている人の特徴について、これまでの体験をベースに解説をしたいと思います。

ポイント

インターネット上には様々な「外資系企業に向いている人」の解説がありますが、中には「本当に?」と思うようなものもありますので注意が必要です。

著者のプロフィール
MASA
  • カナダに海外留学(NYITのMBA取得)
  • 外資系企業3社経験(金融業界)
  • 現在は都内の会社でコンサルタントとして働いています

詳しいプロフィールはこちら=>プロフィール

目次

外資系企業に向いている人の特徴

外資系企業に向いている人の特徴について解説します。

特徴①:英語が話せる

英語が話せる人は外資系企業に向いています。

メールやチャットなど、外資系企業の社内では英語を使ってコミュニケーションをとるので、英語スキルを活かしたい人にとって最適な就職・転職先であるといえます。

ネイティブみたいにペラペラであることが求められる企業もありますが、ビジネスレベルで十分という外資系企業も。

TOEICの点数で言えば、肌感覚として750点以上あれば十分やっていけると思います。

なお、勤務する場所が東京支店の場合、社内にいる人のほとんどは日本人である場合が多く、意外と日本語だけで仕事が進むこともあります。

オフィスにはいろんな国からやってきた様々な外国人がいて、ランチタイムはコーヒー片手にオシャレに会話、というイメージを外資系企業に抱いていると、ちょっと違うかもしれません。

関連記事:英語がダメでも外資系企業で働ける?求められる英語力と転職方法

特徴②:異文化に対する耐性がある

異文化に触れ、それに慣れている人は外資系企業に向いています。

具体的に下記のような人ですね。

  • 海外留学の経験がある
  • 外国人の友達がいる
  • 長期間の海外旅行に行ったことがある

このような人は日本と違う慣習や価値観をすでに経験しているので、何かしらの文化の違いに接しても冷静に対応できる素地があります。

例えば、アメリカ人の同僚は家族との時間を優先することが多く、どんなことがあっても定時で仕事を終えて帰っていました。

日本人的感覚から言えば、

「おいおい、今大事なところなんだから、もう少し会社で仕事してもいいだろう?」

と思ってしまいがちなのですが、これが彼の「当たり前」の価値観。

こうした違いにいちいち腹を立てていては外資系企業で働けません。

異文化に接したことがある人はそうした「違い」に対して耐性をもっています。

そうした目に見えないスキルも外資系企業で働く際に非常に大切なものになります。

特徴③:コミュニケーション能力が高い

ここでいうコミュニケーション能力は、ただ単に英語がうまくてペラペラ話せる、という意味ではありません。

外国人を相手に人間関係をしっかりと構築できる能力がある、という意味です。

外資系企業では物理的に離れた外国人の上司や同僚と共に仕事を進めることになります。

ZOOMなどのビデオ会議や、メール、チャットが主なコミュニケーションの手段となります。

そんな中、物理的に会わなくてもしっかりと相手と信頼関係を築き、良好な人間関係を保つことができる。

このようなコミュニケーション能力がめちゃくちゃ大事です。

メールの文章一つでも、端的に言いたいことを伝える、相手へのリスペクトを忘れない、事実に対して余計な解釈や意見を入れないなど、様々なマナーやテクニックがあります。

そうしたスキルを持っている人は外資系企業に向いています。

関連記事:【明日から使える!】外資系企業で通用する英語メールの書き方&テクニック

特徴④:時にはハードに働けるタフさを持っている

外資系企業で働くと、世界の同僚と共に仕事を前に進めることになります。

アサインされたプロジェクト次第では、時間に関係なく仕事をしなければいけないこともあります。

この辺りの激務度というのは働く業界にもよりますが、一般的にコンサル、金融系はかなり激務度が高いと言われています。

僕がいた金融業界も上の役職になればなるほどヤバかったです。。。

常にマーケットの状況をみながら、システムが正常に稼働している稼働かをチェックし、そしてリスク管理する。

マラソンしながら頭をフル回転させるような日々が続きます。

思いっきりタフで、短期間で圧倒的に成長したい人にはガチでおすすめの業界です。

関連記事:外資系企業(金融業界)はブラックなの?オペレーションヘッド時代の体験談

特徴⑤:メンタルが強い

多くの方が思ってるイメージと違い、外資系企業は意外と縦社会です。

ポジションが上=えらい、ポジションが下=上司が絶対的存在

ざっくりですがこんな感じです。

なので、時には上司から無茶振りが飛んでくることも日常茶飯事。

例えば、夜の22時くらいに

「明日の朝までの〇〇のレポートを完成させろ!」

というメールが来たり、

「月末までに圧倒的に優秀なやつを〇人リクルートしろ!(※与えられた予算は低く、他の求人案件と比較して年収が低く勝ち目薄)」

みたいな命令が飛んで来ることも。

もちろん返事は「Yes」です。

それ以外の選択肢が存在しませんから。

とにかくやる!

そういったメンタルの強さを持っている人は外資系企業に向いています。

関連記事:【鬼畜?】厳しすぎる外資系金融の上司と付き合うためのコツ

間違った外資系企業に対する「あるある」イメージ

インターネットを見ていると、明らかに間違った外資系企業に対する「あるある」なイメージがあるので、少し解説をしたいと思います。

間違った「あるある」イメージ①:風通しが良く何でも言い合える文化

これ、もしかしたら本当にそういう外資系企業があるかもしれませんが、実際に何でも言っていたら速攻でクビになります。

「外資系企業=なんだかいい感じで自由でフラットな組織」

みたいなイメージはもうやめましょう。

日系企業もそうですが、何でも言い合っていたら組織が成り立ちません。

日系企業であろうが、外資系企業であろうが、会社の中はあくまでも縦の関係で動いているということを忘れないでください。

間違った「あるある」イメージ②:ワークライフバランスが徹底されてて定時に帰れる

これもポジション次第。

バックオフィスのジュニアであればそうかもしれませんが、役職が上がっていろんなプロジェクトにアサインされたら定時でなんて帰れません。

マネージャー、ヴァイスプレジデント、ヘッドになったら、週に何回かは必ず真夜中にニューヨークとビデオ会議が設定されるなんて当たり前。

9時〜17時のシフトでまったりライフ、をイメージしていると面食らうかもしれません。

もちろん、今は働き方が大きく変化していますので、ワークライフバランスがしっかりしている会社もあると思います。

その会社の方針や、従事するポジションによってマチマチですので、その辺りはしっかりと情報収集してから転職するといいでしょう。

間違った「あるある」イメージ③:すぐクビ・リストラになる

想像よりもクビ・リストラになりません。

バックオフィス、ミドルオフィスのような職種の場合、仕事のノルマなどはありませんから、よほど大きなミスをしない限りはクビになる可能性は低いはずです。

僕もこれまで見てきた中でも、相当ひどいミスをして「こいつ駄目じゃん」みたいな無能な人でもクビ・リストラになった人は見たことがありません。

ただ、営業職の場合、数ヶ月経っても思うような結果が出ないときは雲行きが怪しくなるので要注意。

このあたりのさじ加減は、ぶっちゃけ日本におけるビジネスの優先度と、上司のマネジメントスタイルによるものが大きいです。

例えば、米系のゴリゴリの叩き上げ上司の場合、すぐに結果を求める傾向があるので頑張りましょう。

上司ガチャに外れると無茶なノルマの設定と容赦のない首切りが発生しますので、こちらはこちらで転職の準備を進めておくのも手です。

間違った「あるある」イメージ④:自由で好きなことができる

できません。

あなたの仕事はちゃんとジョブディスクリプション(職務記述書)に細かく規定されていて、そこで書かれていること以外はやっちゃいけないんです。

日系企業の場合、仕事の境界線があいまいになっていて、誰かが困っていたら助ける文化があります。

ですが、外資系企業ではそれはタブー。

隣の別の部門がトラブルで火を吹いていようが、関係のない部門の人間が助けに行くことはありませんし、行ってはいけません。

「オペレーションの仕事をしているけど、マーケティングも興味があるから是非手伝わせてほしい!」

なんてことはご法度。

そもそも会社とは「こういう仕事をするから、年収はこれだけあげますね」という契約をして入社しているのですから、契約以外のことはやっちゃいけないのが外資系企業。

ジェネラリストではなくエキスパートになることが求められるフィールドなのです。

外資系企業に転職する方法

外資系企業に転職するには

  • 転職エージェントを利用する
  • 転職サイトを利用する
  • Linkedinを利用する

この3つの選択肢がありますが、個人的に一番オススメするのが転職エージェントの利用です。

理由はシンプルで、外資系企業の求人案件は非公開のものが多く、転職エージェントを通じてでなければその内容を知ることができないからです。

僕も外資系企業で採用に携わっていたことがあるのでわかるのですが、求人をかけていることを競合に知られたくありませんし、その求人内容もできればシークレットにしたいのです。

また、職種にマッチした人を自分たちで探したり、転職サイトに応募された履歴書を一つ一つチェックするよりも、優秀で実績ある転職エージェントに頼んでフィルタリングしてもらった方が効率いい、というのが実務経験者としての意見です。

なので、わざわざ高いフィーを払ってまで外資系企業は転職エージェントを利用するのです。

もしこれから外資系企業への転職を考えているのであれば、実績ある転職エージェントに登録しましょう。

より良い求人案件に出会う可能性が大幅にアップすると思います。

筆者の体験談

僕も外資系企業に転職する際は転職エージェントを利用しました。複数の転職エージェントに登録しておくと、様々な求人案件に出会うことができるのでオススメです。

まとめ

今回の記事では、外資系企業に向いている人の特徴について書いてみました。

参考になれば嬉しいです。

関連記事:【※2022年最新】外資系銀行に転職できた僕がオススメする4つの転職エージェント

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次