「外資系金融企業に入社した初日は何をすればいいの?」
「気をつけるべきことってあるのかな?」
そんな疑問に答えます。
結論からいうと、やるべきことは
- 上司・同僚への挨拶
- システム関連のセットアップ
- 社内・社外組織の把握
- 社内研修を受ける
- 仕事をやってみる
大きくわけて5つになります。
初めての外資系企業への転職、しかも初めての金融業界となるといろいろ不安になるかもしれません。
ですが、初日から無茶振りされることはなく、やるべきことはシンプル。
そこまで心配する必要はありません。
これから初めて外資系企業(金融業界)に転職する方は、ぜひ最後まで読んでください。
外資系企業(金融業界)入社初日にやるべきこと5つのこと
下記のやるべきことリストを順に解説していきます。
- 上司・同僚への挨拶
- システム関連のセットアップ
- 社内・社外組織の把握
- 社内研修を受ける
- 仕事をやってみる
1. 上司・同僚への挨拶
挨拶は社会人の基本ですね。
人事部の方がオフィスのいろんな部署を周りながら、あなたのことを紹介してくれるはずです。
謙虚に、明るくハキハキと挨拶することを心がけましょう。
東京支店配属の場合、社内のほとんどの人が日本人ということもあります。日本人の方が相手の場合は日本語で挨拶をするようにしましょう。
2. システムのセットアップ
メールアカウントをセットアップする
外資系金融企業のコミュニケーションといえばメールです。
これがなければ何も始まりませんので、まずは自分の席のパソコンの電源を入れ、メールソフトを立ち上げましょう。
セットアップ担当は社内のIT部門(テクニカル部門と呼ばれる場合もあります)です。
あなたが入社する前にメールアカウントの準備してくれていると思います。
もし準備されていない場合は、直接IT部門に確認するのではなく、まずは同じ部署の同僚もしくは上の役職の人に確認しましょう。
社内チャットシステムのセットアップする
メールと同じくらい大切なコミュニケーションツールといえば、社内のチャットシステム。
上司もしくは同僚にチャットシステムを利用しているかどうか確認し、もし利用しているのであれば招待してもらうようにしましょう。
取引システムなどのセットアップ
部署で使う金融システム(例えばミドルオフィス・バックオフィスのソフトウェア、フロントの取引システムなど)が自分のPCにインストールされているか確認します。
会社によってはセールスフォースなどのCRMを使うこともあります。
金融業界のミドル・バックオフィスはIT分野の知識も求められます。
- Calypso:https://www.calypso.com/
- ZENGIN NET:https://www.zengin-net.jp/en/
- Salesforce:https://www.salesforce.com/jp/
- MetaTrader4:https://www.metatrader4.com/ja/download
- oneZero:https://www.onezero.com/
それぞれのログインIDとPWの取得
システムにログインするためのIDとPWをもらいましょう。
通常はIT部門で管理しています。
担当する仕事の領域や役職によっては、権限の都合でログインID・PWが付与されない場合があります。
3. 社内・社外組織の把握
東京支店とコミュニケーションを取る支店や取引先を把握する
東京支店配属の場合、どの支店がメインのコンタクト先になるか確認しましょう。
例えば、アジア地域の中ではシンガポールがアジアのヘッドオフィス的な役割を果たすことがあります。
その場合、本店へ連絡する必要がある場合はシンガポールを経由して連絡をとる必要があることも。
このようなレポーティングラインは必ず確認しておきましょう。
また、東京支店と取引のある企業の名称や担当者も把握しておくと、メールやチャットで何の話をしているのかわかるため、仕事がやりやすくなります。
担当部署とコミュニケーションを取る部署や取引先を把握する
部署単位でコミュニケーションを密に取る部署や、取引のある企業および担当者名も把握しておきましょう。
もしあなたがミドル・バックオフィスの配属の場合、社外のシステムベンダーが主なコンタクト先になると思います。
社内の”キーパーソン”を把握する
ここで大事なのが、
「社内で誰が力を持っているのか?」
をしっかりと把握しておくこと。
外資系金融の場合、数々の合併騒動を経て一つの会社になった歴史を持っている支店があります。
その場合、合併された側とした側ではパワーバランスに大きな違いがあり、相対的に「買収した側」の会社にいた人間がパワーを持っていることが多いです。
また、社歴が長い人の方が社内の人脈を掌握しているだけではなく様々なノウハウを持っています。(そのような人ほど増俸共有せず、自分でノウハウを抱え込んでいるのも外資系ならではです。。。)
そのような人をいち早く見抜き、入社初日からうまく人間関係を構築していくことも大事なことです。
メールフォルダの振り分けをする
社内の組織や人間の把握ができたら、メールボックスの中のメールを優先度順にフォルダに振り分けましょう。
上司、重要取引先、キーパーソンからのメールはすぐにわかるようにするなどの工夫をしておくといいでしょう。
まずは自分のメールボックスの中に飛び交うメールを観察し、そこから重要そうなメールの送信者をみつけて振り分けていくといいでしょう。
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4. 社内研修を受ける
金融業界の場合、AML(Anti Money Laundering)の研修を受ける必要がある場合もあります。
入社する企業(金融機関)によって違いがありますので人事部もしくは直属の上司に確認するといいでしょう。
5. 仕事をやってみる
外資系企業はすぐに仕事ができる即戦力を求めます。
役職や担当する部署にもよりますが、入社初日からゴリゴリに業務を任されることも珍しくありません。
何も焦る必要はありませんので、先輩や同僚に丁寧に教えてもらいながら一つ一つこなしていきましょう。
あなたがどれだけ過去に仕事の実績を持っていたとしても、今の職場ではあなたが「後輩」です。仕事を教えてもらうときは謙虚な姿勢を心がけましょう。
本記事のまとめ
外資系企業(金融業界)入社初日にやるべき5つのことについてご紹介させていただきました。
初日は色々と不安になることもありますが、すぐに慣れます。
一つ一つ着実にこなしながら、周りの人とうまく人間関係を構築していきましょう。
- 上司・同僚への挨拶
- システム関連のセットアップ
- 社内・社外組織の把握
- 社内研修を受ける
- 仕事をやってみる