「カナダのバンクーバーに語学留学に行こうと思っているけど、ぶっちゃけどうなのかな?」
そんな風に悩んでいませんか?
僕も過去に海外留学先に迷ったことがあり、最終的にカナダのバンクーバーに決めました。
住んでいた期間は約2年半。
最初はワーキングホリデーのビザで行き、途中から学生ビザに切り替えました。
その滞在期間中に感じた、バンクーバーを選ぶメリットとデメリットについて書いてみたいと思います。
これからバンクーバーを検討している人は是非参考にしいただけると嬉しいです!
語学留学先にバンクーバーを選ぶメリット
まず、バンクーバーを選ぶメリットについてまとめます。
メリット①:治安がいい
海外留学先としては比較的治安がいいとされています。
実際住んでみて危険な目にあったことは一度もありませんでしたし、よほど自分から危ない場所に行かない限りは全く問題ないと思います。
ダウンタウン(中心街)であれば、夜中でも一人で歩くことができますし、なんなら同じような海外留学生がそこらじゅうにいます。
日本人も多く、
「あれ?ここって海外だっけ?」
って思うような場面もあります。
それくらい普通に日常生活を送れるので、語学留学が初めての人にとっては非常に安心感のある場所だと思います。
自分も初めての海外留学先としてバンクーバーを選んで良かったと思っています。
治安の良さは海外留学を後押ししてくれる武器となる
なお、余談になりますが、この「治安の良さ」は海外留学に行く際の親の説得にかなり大きな武器となります。
海外留学に行く時に大きな関門の一つが親です。
「ニューヨークに海外留学に行く!」
というと、
「そんな銃社会だし、治安も悪そうだし、、、、」
と、少し後ろ向きな答えが返ってくることが多く、反対にあってしまう可能性が高いです。
決してニューヨークの治安が悪い、というわけではないのですが、上の世代の人たちにとって
アメリカ=銃社会=何かあったら打たれるリスクがある
というイメージがかなり強いです。
ですが、カナダのバンクーバーの場合、
「アメリカと違って銃が持てる国じゃないし、留学生も多いんでしょ?」
「まあ、治安も悪くはないんでしょ?だったらいいんじゃない?」
そんな答えになるのではないでしょうか?(カナダのイメージが比較的クリーンなのもありますが…)
とはいえ、警戒しておくに越したことはない
ただ、治安がいいバンクーバーとはいえ、危険がゼロということはありません。
例えば、以前に日本人女性が殺害される痛ましい事件がありました。
こういうこともあるので警戒しておくに越したことはありません。
陽気でナイスな外国人=「いい人」ではない
これはあくまでも傾向のお話ですが、外国人が陽気に「ハロー!」と話しかけてきたら、日本人にとって印象が良くみえてしまいます。
表面上はいくらナイスな人でも、内面まではわからないということは常に頭の中にいれておきましょう。
ましてや同じ母国語や価値観をルーツに持っていませんので、何を考えているかを理解することは同じ日本人よりも難しいです。
表面の姿を見て「あ、この人はいい人だ!」と思うのはあまりにも無防備です。
海外で英語が満足に話せない日本人留学生は、現地の悪い人間からすればよいカモです。
用心しすぎかもしれませんが、「いい人などいない」と思って現地の人と接するくらいのほうがいいでしょう。
メリット②:アジアからの留学生が多い
バンクーバーには中国人、韓国人、そして日本人と、同じアジアからの留学生が多く集まっています。
街を歩けば同じような顔をしたアジアの人がたくさん歩いていますし、なんなら外国人よりも日本人と出くわす方が多い場合もあります。
海外滞在初心者の方にとって、見た目が大きく違う人ばかりの環境はかなり緊張感があり、アウェー感が半端ありません。
ですが、バンクーバーの場合、アジアからの留学生が多いので妙な安心感があります。
「自分と同じようによその国から頑張って勉強しにきたんだ!」
そんな連帯感も感じ、英語の勉強の励みにもなります。
現地で仲良くなるのも、結局顔が似ているアジアの人が多くなります笑
ちなみに、バンクーバーにはチャイナタウン、コリアンタウンのような場所があり、そういう場所に行くと料理が美味しいんですよ〜。
特に韓国料理のレストランのクオリティは高く、おすすめです!!
メリット③:ぶっちゃけ日本語だけでも生活ができる!?
バンクーバーにはたくさんの日本人が滞在しているため、日本人コミュニティが存在します。
日本人向けのポータルサイトもあれば、日本人向けのコンビニもあります。
ワーホリで来た方でも、ジャパニーズレストランで働けば最低限の英語力でもなんとかなります。
ぶっちゃけると、日本語だけでも十分生きている環境を作ろうと思えば作れます!
英語ができない人にとって、この「日本語だけでもなんとかなる!」という安心感はかなり大きいのではないでしょうか?
語学留学先にバンクーバーを選ぶデメリット
次に、バンクーバーを留学先に選ぶデメリットについてもまとめます。
デメリット①:日本人が多く人間関係が面倒なことも
「メリット」の部分にも書きましたが、バンクーバーには日本人が多く滞在しています。
そのため、せっかく海外に来たにもかかわらず、街中で日本人をたくさんみてしまうため、
「え?ここって日本!?」
と思う場面もあります。
海外に来た感覚が少し薄くなります。
また、バンクーバーには狭い日本人コミュニティがあり、そこでには独特の人間関係が存在します。(〇〇さんはもう5年バンクーバーにいる、とか、そういう”長く滞在している=えらい”みたいな)
むやみやたらに交友関係を広げてしまうと余計なしがらみを作ることになり、かなり面倒です。
完全に日本人から離れてガチの厳しい環境で英語を勉強したい方には物足りない環境かもしれません。
デメリット②:英語を話す必要がないのでそこに甘えると英語が伸びない
これも「メリット」の部分で書きましたが、英語を話さずとも生活をすることは可能です。
そのため、ついその環境に甘えて日本語を使ってしまい、結果的に英語力があまり伸びないということもあります。
事実、僕が留学している時にバンクーバーに5年以上滞在している日本人の方と話す機会があったのですが、その人の英語力はかなりひどいものでした…。
甘え癖があったり、特に明確な目的も持たずにバンクーバーに留学すると、結局成長することがないまま帰国することになりかねません。
例えば、
「絶対に英語力をアップさせて帰国する!」
そんな強い覚悟を持って留学をすることをオススメします。
デメリット③:長期間滞在していると飽きる
かなり贅沢な悩みなのですが、バンクーバーに長期滞在しているとかなりの確率で飽きます笑
いわゆる「都会!」と言われている場所はダウンタウンの中で、そこから少し離れると静かな住宅街です。
スカイトレインという公共交通機関で3駅も離れれば、のどかなエリアになります。
美味しいレストラン、ナイトクラブ、バーなども数が限られているので、数ヶ月すれば行きつくしてしまうでしょう。
東京や大阪などの栄えた都市部から留学に来た人だと、バンクーバーは”田舎街”になるので、そこは事前に理解しておいた方がいいですね。
僕の場合、2年半滞在したのですが、1年もいれば十分満喫できたという印象です。
昔の話ですので今はどうなっているかはわかりませんが、おそらくそこまで変わっていないとは思います。
まとめ
今回の記事では海外留学時代に感じた「語学留学先にバンクーバーを選ぶメリットとデメリット」について書いてみました。
参考になれば幸いです。