【サバイブ】外資系金融業界で出世・キャリアアップできる「ずる賢い」仕事術

外資系金融業界で出世・キャリアアップするためには真面目だけではダメ。

時にずる賢く、狡猾に社内を渡り歩く必要があります。

名付けて、ブラックな仕事術。

今回の記事では、そんなずる賢い仕事術について書いてみたいと思います。

外資系金融業界だけではなく、外資系企業でも出世・キャリアアップを狙う人は必見です。

ブラックな仕事術責任はできるだけ他の人に転嫁する

目次

外資系金融業界で出世・キャリアアップできる「ずる賢い」仕事術

ブラックな仕事術①:責任はできるだけ他の人に転嫁する

外資系金融業界では他人に転嫁できる人間が「上」にのし上がります。

簡単に言えば、人の感情がどうのこうの関係なく、ブルドーザーのように前に進む若干サイコパスがかった性格の人間の方が外資系金融ではキャリアアップしやすいのです。

社内で何か問題が起こった際、

「これは私の責任ではありません。」

「こちらの部門ではなく、明らかに◯◯部門の責任です。」

「バックオフィス部門の◯◯さんの説明不足が招いたミスです。」

こういうことが平然と言える図太い神経を持った人間になる方が出世・キャリアアップしやすいです。

カッコつけて、

「すいません、私の責任です。」

とバカ正直に宣言するのも一つの生き方ですが、外資系金融の場合、

「あ、そうなんだ。この失敗は君のせいね。」

となり、あなたの評価だけが下がります。

ローカルオフィスはもちろん、本国まで自分のミスが報告され、ミスによって出た損害が甚大な場合は、人事評価が著しく下がることが多く、

「次にやったらもうクビだよ?」

というwarning mailを頂戴することもあります。

その際、CCには各部署のマネージャーはもちろん、ローカルオフィスの代表も含まれ、社内で晒し者になります。

サラリーマンのドラマにありがちな、「よく正直に言った!確かに君の責任かもしれないが、それに気づけない周にも責任がある!」という青臭い展開になることはありません。カッコつけると損します。

責任を転嫁させるために必要なこと

責任を転嫁させる方法は様々ですが、普段から責任をかぶらないように、

  • 仕事はなるべく抱えこまず周囲に振り分ける
  • 口頭やメールの文章で断定的な表現は避ける
  • 言った、言わないを避けるためメールでエビデンスを残す

などを徹底しておくことが大切です。

簡単に言えば、

積極的に実務的な作業や意思決定には参加せず、ずる賢く立ち回る

ということ。

こうやって言葉にするとずる賢く聞こえるかもしれませんし、人によっては、

「そんなの卑怯だ!」

嫌悪感さえ覚えるかもしれません。

ですが、社内政治のゲームが上手い外資系金融業界の猛者たちはこれらのスキルをすでに会得しており、無意識のうちに使いこなしています。

こちらもいち早くそのスキルを身に付けなければ、そんな猛者たちに社内政治のゲームで負け続け、知らない間に「退場」となるかもしれません。

会社の中で我が身を守るのは自分のみ。

外資系金融業界でキャリアを歩むためにも、こうした”サバイバル術”はしっかりと身に付けおくことが大切です。

温室育ちもスマートでカッコいいかもしれませんが、自然界ではすぐに枯れてしまいますよ?

社内ゲームが弱い日本人

日本人の場合、「責任転嫁」のような行動は「恥」とか「カッコ悪い」というイメージからか、どうしても抵抗があります。

真面目で誠実なのです。

ですが、それこそが日本人の「弱さ」であり、そこを他の国のライバル達に突かれているのです。

周りを見て下さい。

社内ゲームでいつも割を食うのは日本人じゃないですか?

真面目で黙々と仕事をこなす。

決して目立ちはしないが、言われたことはしっかりとこなす。

そのような態度は非常に美しいです。

ですが、それではいつまでたっても狡猾なロシア、インド、中国の人材には勝てません。

彼らの社内処世術は大したもので、一緒に仕事をするたびに日本人がいかにぬるま湯の環境で育ってきたかを思い知らされます。

責任転嫁することに罪悪感など感じてはいけません。

グローバルな職場においては、周りの人間に「勝つ」ことが何よりの正義です。

仲間であると同時にライバルでもある。

その気持ちは忘れてはいけません。

そもそも、何のために外資系金融業界で働いているのですか?

外資金融業界は弱肉強食のルールがまかり通っています。

厳しいようですが、強いものが勝ち、弱いものは負けてしまう世界なのです。

弱みを見せてしまえば、余計な責任を押し付けられる可能性が出てきます。

であれば、逆にこちらから押し付けてやりましょう。

そもそもですが、あなたは何のために外資金融業界に入ったのですか?

社内で仲良しグループでなれ合うためですか?

違うはずです。

キャリアアップし、高い報酬を得るためですよね?

自分がのし上がりたければ周囲に対して余計な気遣いは無用。

図々しくいきましょう。

外資系金融業界では男気は必要ない

職場によっては”男気”が好まれることもあります。

何か問題が起こった時に、

「申し訳ありません。これは私の責任です。」

「彼は悪くありません。私のマネージメントが十分ではありませんでした。」

このように言える潔さが評価されることもあります。

ですが、外資系金融業界の場合、このような潔さは自分の首を絞める「甘さ」となります。

馬鹿正直に、

「これは私の責任です。」

と上司に報告すれば、

「あ、そうなのね。じゃあクビだわ。ご苦労さま。」

となることが大半のケースです。

会社をクビになったらキャリアアップどころではありません。

今後の生活、明日の暮らし、今の立場、全てを失います。

要らぬ男気を出して「損」をするくらいなら、多少胸が痛んでも、他の誰かの責任にしてしまう方が「得」となります。

例えばですが、

「これは◯◯さんの責任です。私は頼まれた通りやっただけです。他の部門へ何かを依頼するのであれば、詳細を把握している人がきちんと説明をする義務があるのでは?今後◯◯さんには十分に気を付けて頂きたいと思います。私たちの方でも今後◯◯さんから依頼があるときは十分に気を付けるようにします。」

上司に対してこのような報告が平然と出来るようになれば、あなたも一人前の外資系金融マンです。

ブラックな仕事術②:とにかく上司に好かれる努力をする

外資金融業界はあなたが思っている以上に体育会系です。

上司(ボス)の命令は絶対。

逆らう・意見する・疑問を呈する、という選択肢は存在しません。

なぜこのような社内文化になっているのかというと、外資金融では所属する部門の上司が人事権を掌握しているためです。

つまり、上司が圧倒的権限を持っており、自分の社内における生殺与奪権は上司が握っている、といっていいでしょう。

逆に言えば、これを利用しない手はありません。

上司から好かれればいいのです。

外資金融業界では上司から好かれていれば有利になる

これまでの外資金融業界での経験から言えることですが、上司から好かれていれば、人事評価の際に有利に働きます。

上司も人間です。

好きな部下に対しては可愛く思うもので、

「引上げてやろう。」

「ポジションを上げてやってもいい。」

そう思うものです。

こうなればこっちのもの。

出世・キャリアアップは思っている以上に簡単に実現できるようになります。

また、周囲の人間もあなたが上司とうまく人間関係を構築していることを察知しますので、

「あいつには迂闊に手を出せないな。。。」

「上司にチクられたらこっちも被害をうける。」

と勝手に思ってくれます。

そういう”雰囲気”を社内で作ることができれば、くだらない社内政治ゲームの対象から一抜けすることができます。

じゃあ、どうすれば上司から好かれるのか?

ここがポイントとなります。

外資金融業界の上司に好かれる方法

外資金融業界で上司の座に君臨しているような人間のほとんどは性格が悪く、人使いが荒い特徴があります。

外資系金融業界の厳しい社内政治のゲームに勝ち抜いてきた人物です。

そもそも、普通の性格であることの方が稀だと思いませんか?

マンガに出てくるような”優しくて部下思いのリーダー像”を期待していると見事に裏切られることとなります。

そのような上司が部下に求めるものは簡単です。

「都合のいい部下」です。

こう考えましょう。

上司もまた外資系金融で働く一人のビジネスパーソンです。

上司という立場で必死で戦っているわけです。

そんな上司の立場に立って欲しいものを想像すると見えてきますよね?

忠誠心があり、何を頼んでも「Yes!」と引き受けてくれ、仕事も正確で早く、時にはプライベートの用事も聞いてくれる、そんな都合のいい部下。

そういう部下が何よりも欲しいんですよ。

想像してみてください。

「都合のいい部下」を抱えていれば、上司の仕事はうまく進みます。

他の社内の連中との競争に優位に立つことができます。

そうすれば、上司はさらにその上の上司である大ボスから評価されます。

「最近よくやってるじゃないか。部下をきっちりマネジメントできてるな。感心感心。」

日本語にすると多分こんなことを言われるんでしょう。

結果、上司が昇進することとなれば得られるサラリーは上がり、キャリアにも一層の箔が付きます。

上司からすれば、自分の出世・キャリアアップのためには「都合のいい部下」は欠かせないのです。

自分から進んで「都合のいい部下」になれば上司から好かれる

ただ、外資金融業界の場合、中々忠誠心を持った部下というのは見つかりません。

みな自分の社内政治のゲームに一生懸命で、下手をすれば部下からもやり玉にあげられる可能性がありますから。

上司も上司で部下に対しては警戒心を持っています。

だからこそ、自分から進んで「都合のいい部下」になるのです。

あなたが上司の立場だったらどうですか?

何でも「Yes!!」と気持ちよく返事をしてくれて、頼まれごともすぐにやってくれる。

そんな部下がいたらどうですか?

可愛くて仕方ありませんし、絶対に離したくないですよね?

自分が出世したら、その部下も昇進させて自分の下で働かせたいですよね?

これなんですよ。

「都合のいい部下」になる。

これ以上の上司から好かれる要素はないのです。

外資金融業界で出世・キャリアアップしたければ、都合のいい部下になって上司の結果を出すお手伝いをしましょう。

よき右腕となって、時にはベビーシッターのようにプライベートのちょっとした用事(例:あれを飲みたい、これを食べたいなど…)も聞いてあげましょう。

そうすれば、必ず上司から好かれます。

上司から好かれたらこっちのもの。

他の同僚を横目に、その恩恵を存分に楽しむこととしましょう。

まとめ

今回の記事では「外資系金融業界で出世・キャリアアップする上で欠かせないブラックな仕事術」について書いてみました。

いかがでしたでしょうか?

外資金融業界で出世・キャリアアップするためには、時にはずる賢さも必要です。

真面目に黙々とは働くことも大切ですが、それだけでは思わぬ社内政治のゲームのとばっちりを受けることもあります。

自分の身を守るための”サバイバル術”としてブラックな仕事術を身に付けることも大切なこと。

これから外資金融業界で働く人や外資系企業で働く人は是非参考にして下さい。

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