「円安が進んでいるけど、何か投資できる機会はないかな?」
「FXや株、不動産投資は怖いので、それ以外で何かいい投資方法はないのかな?」
そんな方は、外貨預金で為替差益を狙ってみるのも一つの手段です。
最近は日銀の介入もあってか、ドル円の相場の値動きが激しいのでFXのような為替取引に注目が集まっています。
ですが、投資初心者にとってFXはかなり高リスクな投資になると思いますし、個人的にはオススメできません…。
まずはその理由について解説をします。
投資初心者にFX(外国為替証拠金取引)をオススメできない理由
投資初心者にFXをオススメできない理由について解説をします。
理由①:元本を失う可能性がある
FXは元本が保証されていません。
マーケットの値動きが激しい場合などは、当然損をする可能性がありますし、追証のリスクもあります。
投資である以上、リターンを得る可能性があるのと同時に、お金を失うリスクも存在します。
理由②:レバレッジがある
FXの場合、最大で元手の25倍までの取引が可能です。
これをレバレッジと言います。(もう知っていると思いますが念のため…。)
レバレッジのおかげで効率良く大きなリターンを得るチャンスがあるのですが、逆に、大きな損失を追う可能性があります。
理由③:初心者には難しい
FX取引の場合、様々な専門知識が必要になります。
証拠金?
チャート?
インジケーター?
指値、逆指値、OCO?
これから投資を始めようとする初心者の方にとっては覚えることだらけでかなり大変だと思います…。
理由④:値動きの予測が難しい
為替は様々な要因で値段が動くので、それを正確に予想するのはかなり難しいです。
どれだけ凄腕のディーラーであろうが、ヘッジファンドのマネージャーであろうが、予測の精度を100%まで高めることは不可能です。
投資の素人であればなおさら。
「たまたま予想が当たった!」
というラッキーパンチはあるでしょうけど、そこから利益を上げつつづけるのはかなり難しいと個人的には思います…。
外貨預金で米ドルの為替差益を狙う方法
では、外貨預金で米ドルの為替差益を狙う方法について解説をします。
為替差益とは?
外貨建の取引では、取引時と決済時、あるいは外貨建債権等を決算時のレートで換算した時に円と外国通貨の為替レートが異なることにより益や損が発生します。為替差益は、この為替レートによる損益を計上します。
第一生命
このような解説がありますが、わかりづらいですか?
簡単な例を出して説明しますね。
例えばですが、ドルが100円の時に100ドル購入したら、その時のドルの価値は「10,000円」の価値ですよね?
一年後、ドルが140円になった場合(=円安になった場合)、140円×100ドルとなりますので、ドルの価値は「14,000円」になります。
この「4,000円」の利益が為替差益になります。
為替差損とは?
上記の例ですが、逆に一年後、ドルが80円になった場合(=円高になった場合)、80円×100ドルとなりますので、ドルの価値は「8,000円」になります。
この「2,000円」の損が為替差損になります。
まとめると…
円安になれば利益が生まれ、円高になれば損をする。
利益が生まれる場合は「為替差益」、損をする場合は「為替差損」と言います。
外貨預金で米ドル為替差益を狙うにはどうすれば?
米ドルの外貨預金をしながら、先ほどの例の通り、「円安」になった段階で日本円に戻す。
そうすれば、為替差益を狙うことができます。
円高になった場合は為替差損になるリスクがあります。また、たとえ円安になったとしても、ドルを円に両替する際に為替手数料がかかりますので、レートによっては必ずしも利益が上がるわけではない点は注意しておきましょう。
外貨預金であれば金利も高い!
為替差益を狙いながら、外貨預金の魅力でもある高い金利による収入も期待できます。
ソニー銀行の場合、
- 外貨普通預金の金利で「0.7%」
- 1年の外貨普通預金の金利は「2.2%(※10,000USD未満・税引き前)」
と、魅力的な金利で米ドルの外貨預金ができるのでオススメです。
関連記事:【高金利が魅力】米ドルの外貨預金するならソニー銀行がオススメ!
外貨預金で米ドルの為替差益を狙うリスク
外貨預金で米ドルの為替差益を狙うリスクについて解説します。
リスク①:円高になった場合「為替差損」が発生する
リターンがあればリスクがあるのが投資です。
ドル円の相場が「円高」になってしまった場合は、ドルから円に戻した際、円が目減りしてしまいます。
結果、為替差損が発生して損をしてしまいます。
リスク②:為替手数料が発生する
基本的に、円からドル、ドルから円に両替する際に手数料が発生します。
両替するレートによっては、為替差益が出ているのにもかかわらず、為替手数料によって損失が発生する可能性もあります。
まとめ
今回の記事では外貨預金で米ドルの為替差益を狙う方法について解説をしました。
参考になれば幸いです。
本記事は外貨預金の解説を目的としています。投資の勧誘を意図したものではありません。また、本記事で掲載している金利等の情報は記事を書いた時点での情報です。最新情報はそれぞれの公式サイトにてご確認ください。