「証券会社の飛び込み営業が辛くて仕方ない。。。」
「証券会社の飛び込み営業が辛くて辞めたいけど、それって逃げてることになるのかな?」
そんな風に悩んでいませんか?
飛び込み営業が辛いなら辞めてもいいと思います。
僕は新卒で入社した会社で証券会社の営業マンをしていましたが、来る日も来る日も飛び込み営業(またはひたすらテレアポ)でした。
毎日毎日ビルの上から下まで全部のオフィスを周りながら営業をするのですが、基本的に断られるか、無視されるか、罵声を浴びせられるか、です。
「…これって果たして人の役に立つ仕事をしているのか?」
そんな風に悩み苦しみ、いつのまにか体調を崩し、メンタルもボロボロ。
わずか半年で会社を辞めることとなりました。
ですが、今こうして無事に生きていますし、なんなら会社を辞めたことが人生を大きく変えるきっかけとなりました。
もしあなたが飛び込み営業の仕事に耐えられないのなら、無理はしなくてもいいです。
会社を辞めても、万事塞翁が馬。
なるようになります。
そのまま飛び込み営業を続けてメンタルがぶっ壊れるくらいなら、会社を辞めた方がよっぽど前向きです。
証券会社の飛び込み営業が辛い理由
飛び込み営業が辛い理由について自分の体験をベースにまとめます。
辛い理由①:相手にされない
飛び込み営業をしても相手にされることは稀です。
怒られたり、塩対応されればまだマシなほうで、空気のように無視されるとかなりメンタルにきます。
「少しくらい対応してくれてもいいじゃねーか?」
と逆ギレしてしまいそうになりますが、冷静に相手の立場になれば自分がウザいっていうことがわかりますよね。
飛び込み営業って、基本的に相手から望まれていない営業です。
アポもなければ、面識もない。
そんな人がいきなり来るわけですからまともに相手にされなくて当然です。
辛い理由②:人の役に立っている気がしない
綺麗事かもしれませんが、仕事のやりがいって誰かの役に立ってるという実感があるからこそ、やる気がわいたり、満足感が得られます。
でも、基本飛び込み営業で誰かの役に立つという機会はあまりありません。
受付の人の邪魔をする、仕事をしている人の手を止める、必要のない商品(サービス)の提案をする、などなど。
飛び込み営業をやればやるほど、
「俺って人の役に立ってるのかなあ。。。」
と落ち込んできます。
もちろん、そこからお客様になってくれる人もいますが、その確率は1000分の1とも言われています。
たとえその人から「ありがとう!」と言われたとしても、残りの999の人にはウザがられる。
そう考えると、やっぱり飛び込み営業って人の役に立っている気がしないんですよね…。
辛い理由③:そもそも商品に魅力がない
そもそも論になりますが、飛び込み営業をしなければ売れない商品って、やっぱり商品そのものに魅力がないんですよね。
どう見ても競合他社よりも劣っているサービスだったり、どう考えても割高なサービスだったり。
「俺が客だったら絶対使わねーよ笑」
そんな商品です。
証券会社の場合、販売する商品は基本的には「株」になります。
どこの証券会社で買っても同じ「株」になるので、最終的には証券会社自体の信頼性の高さ、手数料の安さ、もしくは営業マンのゴリ押しが顧客の背中を押す形になります。
僕の場合、大手のN証券のように知名度がある証券会社でもなかったですから、戦略としては「営業マンのゴリ押し」を狙うしかありませんでした。
でも、冷静に考えると、
「ゴリ押しをしなければ売れない商品って、それってどうなの?」
って思うわけです。
あなたも思ったこと、ありませんか?
飛び込み営業を続けるメリット
とはいえ、飛び込み営業=ダメな仕事、というわけではありません。。
続けることによって得られるメリットもちゃんとあります。
それは、最強のビジネススキルが身につく、ということ。
営業はお金を生み出す最強のスキル
飛び込み営業のようなキツイ仕事を続けるということは、それだけ営業力がある人材ということの証明です。
ビジネスにおいて営業スキルは最強のスキルだと個人的に思っていて、その理由は「物を売る」=「お金を生み出す」ことができるからです。
そのスキルがあれば商材が何であれ、売れる。
凄腕の営業になれば企業から引く手あまた。
たとえ独立したとしても、自分の力でお金を稼ぐことができる。
なので、あなたも今は辛いかもしれませんが、続けていれば何かのきっかけで確変が起こり、スーパーセールスマンになれる可能性もあるのです。
僕は半年で諦めましたが、もしそこから頑張って続けていたとしたら、また違うスキルが身についていただろうなあ〜とも思います。
ただ、無理をして飛び込み営業を続けるのも危険です
人それぞれ仕事の適性があります。
飛び込み営業がどうしても合わない人がいても当然です。
やってみて合わなかった。
だったら辞めるのは全然OKです。
また他のフィールドで頑張ればいいだけの話です。
所詮、たかが仕事じゃないですか。
無理をしてメンタルをぶっこわして、そのせいで人生を棒にふる。
そんな風になっても誰も責任なんてとってくれないんですよ。
だったら、自分で自分を守るのは当たり前。
それは逃げるということではありません。
勇気ある前進だとぼくは思います。
転職をするのはアリなのか?
個人的にはアリだと思います。
今の現実を変えるためには、環境を変えるしかありません。
残念ながら、会社や上司があなたのために変わってくれることを期待しても無理です。
「仕事」は自らの意思で変えることができます。
辛ければ別の会社に活躍のフィールドを求めればいいだけのこと。
単純なことです。
転職活動を始める際に注意すべきこと
転職活動を始めるにあたり注意すべきことについて解説します。
注意すべきこと①:上司や同僚にバレないようにする
上司や同僚に転職活動をしていることは内緒にした方が無難です。
下手にバレると、その時点から露骨なほどに冷遇されたり、会社に居づらい状態にされる可能性が非常に高いです。
同僚だとつい心を許して相談したりする場合もあるかもしれませんが、それがダメ!
どんなところからでも情報は漏れる可能性があります。
そもそも、あなたが誰にも言わなければバレる可能性はゼロ。
気をつけましょう。
注意すべきこと②:キャリアダウンを受け入れよう
転職はキャリアアップの手段とはいえ、それは実績が伴っての話。
実績とは、営業職で言えば数字。
売上や獲得顧客数です。
飛び込み営業が嫌なあなたの場合、現状の営業成績は大したことがないと予想でします。(失礼を承知でハッキリと言いますね)
その状態で他の仕事に転職しようと思っていても、それはキャリアアップ(=年収アップ)につながることはほぼないでしょう。
わがままを言わず、キャリアダウン(=年収ダウン)は受け入れる覚悟で転職活動を始めましょう。
注意すべきこと③:退職理由は前向きに
転職活動の面接の時に必ず聞かれるのが、
「なぜ今の会社を辞めようと思うのか?」
です。
ここで正直に、
「飛び込み営業が嫌だからです!」
と回答すると、なかなか思うような結果を得ることは難しいでしょう。
「君は正直者だね笑 よし、気に入った!内定をあげよう!」
こんなドラマみたいな展開は100%ありえないので期待しないでくださいね。
むしろ、
「ああ、会社から求められている業務が嫌になったらやめちゃう人材なのね。リスクありそうだし、うちには必要ない。」
と、判断されるだけです。
正直であることは悪いことではありませんが、社会に出てそれをやると、正直という言葉の前に「馬鹿」がついて「馬鹿正直」と揶揄されます。
例えネガティブなことであっても、前向きな言い方に変えたり、相手を配慮してオブラートに包むことができる。
これも社会人として大切なスキルの一つですからね。
まとめ
今回の記事では飛び込み営業が辛いのは当たり前ということについて記事を書きました。
もし今辛くて悩んでいるのであれば無理はしないでください。
あなたが活躍できるフィールドはきっと他の場所にあるはずです。
参考になれば幸いです。