海外留学で英語の勉強の足を引っ張るのが現地の日本人との人間関係。いわゆる、”しがらみ”というやつですね。
僕も経験があるのですが、これが本当に面倒でたまりません。。。
一度日本人との人間関係を構築してしまうと、なぜか目に見えない同調圧力のようなものに負けてしまって、日本人グループの中の一員になってしまうんですよね。
例えば、食事をするのも一緒、カフェで勉強をするのも一緒、休日ちょっと息抜きをするのも一緒。「あの人も声かけなきゃ!」なんて変な義務感を感じてしまう自分。
「◯◯さんを誘うなら、△△ちゃんも声かけないと。。。」
そんな風につまらない人間関係を気にして疲弊する自分。
海外に来てまで何をしているんだろうと葛藤する自分。
本当はもっと自分一人で色んなことをやってみたい!
本当はもっと英語を話せる環境に身を置きたい!
でも、しがらみがあるせいで思い切った行動ができない。
そんな経験ありませんか?
しがらみを抜けるためには勇気が必要
「じゃあ、そんなしがらみなんて抜けてしまえばいいじゃん!」
「なんで、海外に来てまで日本人同士でつるまなきゃいけなんだ?」
その通りなんですが、現実の世界はちょっと複雑です。
一度現地で日本人同士のコミュニティーに所属してしまうと、そこから抜けるのは一苦労です。
例えば、「今度、◯◯の家でパーティー、行くよね?」って誘われる。
今までだったら「おお、行く行く!!いつだっけ?」なんてノリノリだったけど、「ごめん。ちょっと英語勉強したいし。。。」そんな風に誘いを断る。
しがらみを抜けるためにはそこから始めなければいけません。
気が弱い人だったら少し抵抗があるかもしれませんが、まずは行動を起こさないと何も始まりませんからね。
批判を恐れるな
こういう行動をすると少なからず反発があります。
例えば、「あいつ、ノリ悪くなったよね!」という心無い批判。
これは仕方ありません。そういう人は放っておけばいいんです。
他の人が成長する姿を見ていられない可愛そうな人。そう思っておけばいいですよ。
大切なのは自分の納得感。
自分自身が「この道に進みたい!」という想いを持っている以上、それに向かって進む方が納得できるじゃないですか。
日本人のコミュニティーとのしがらみのせいでつまらない留学生活を送ってしまう。その責任は、その日本人コミュニティーではなく、あなたにありますから。
後になってから、「海外留学なんて行かなければよかった!!」と後悔するかどうかは、あなたのこれからの行動次第です。
より良い時間を過ごすためには批判を恐れてはいけません。
全ての問題は結局自分の弱い心が生み出している
でもね、僕は日本人コミュニティーの中に所属すること全てが悪いことだとは思っていません。長い海外留学生活、やっぱり同じ日本人同士というのは何かと辛いことがある海外生活を乗り切るための良き仲間なのです。
一緒にお酒を飲んで夢を語り合う、休日は一緒に小旅行に出かける、いいじゃないですか。
せっかく異国の地で出会ったわけですから、その縁は大切にすべきだと思います。
本当にダメなことは、そういった人たち依存して、排他的になって、そして当初の留学の目的を忘れてしまうこと。
慣れ合って、楽な道に走って、慰め合う。そんな仲間やコミュニティーを形成しては全く意味がありませんから。
ようは、お互いに独立したマインドをしっかりと持つ個人同士。こういう人とガッシリと組んで、留学生活を通じて高め合う。これが理想です。
そのために大切なことは、
- ちゃんと人を見る目を養っておくこと。
- むやみやたらに寂しいからと言って友人を作らないこと
となります。
結局、全ての問題は自分自身の弱い心が招いてしまいます。
せっかくの海外留学生活ですから、そんな弱い自分の心は捨ててしまいましょう。
海外留学は自分自身が成長できる最高の機会でもありますから。
まとめ
海外留学に出ても日本人との人間関係は切ることはできません。あなたと同じ夢や希望を持って海外に来た日本人はたくさんいます。
でも、そういった人たちと無理して付き合う必要はありませんし、わざわざコミュニティーに属する必要はありません。
日本と違い、海外では集団の中の「和」というよりも、「個」が尊重される世界です。
これに慣れる。
このプロセスこそが、グローバルな人材に育っていく過程だと僕は思います。
もちろん、これまで慣れ親しんだ思考やクセから離れることは苦痛ですし、痛みを伴うこともあります。ですが、それもまた海外留学がくれた成長の機会。 せっかくなので楽しんでやりましょう。
大切なことなので、もう一度言います。
現地での日本人と無理をして付き合う必要はありませんし、コミュニティーに所属する必要はありません。
そんなことをしなくても、胸を張って前を向いて歩くことが出来る自分。そういう自分を創ることに一生懸命になりましょう。
きっと、それに呼応した素晴らしい仲間が自然とできるはずです。