「これからの生活を考えると投資を始めるべき!でも、初心者なので何から始めればいいのか…。」
「投資を始めたいとは思うけど、FXは怖いし、できればリスクがあまりない方がいいなあ。」
そんなあなたにオススメなのが「外貨預金」です。
今回の記事では外貨預金のオススメの銀行について解説をします。
外貨預金って何?
言葉の通り、「外貨の預金」となります。
普段私たちが使う「円」ではなく、海外旅行で使う「ドル」や「ユーロ」を銀行に預けることを「外貨預金」と言います。
なぜ米ドルの外貨預金が魅力的なのか?
米ドルの外貨預金が魅力的な理由について書きます。
理由①:金利が高い
日本円の預金に適用されている金利はめちゃくちゃ低いです。
例えばですが、三井住友銀行の円預金の場合、
- 普通預金の金利で「0.001%」
- 1年の定期預金(※300万円以下)で「0.002%」
もし仮に、100万円を一年銀行に預けていたとしても、得られる利息はわずか「20円(※税引き前)」です。
ショックなことに、コンビニのATMの手数料よりも安いです…。
三井住友銀行 円預金金利:https://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html
一方、外貨預金の金利は高いです。
ソニー銀行の場合、
- 外貨普通預金の金利で「0.7%」
- 1年の外貨普通預金の金利は「2.2%(※10,000USD未満・税引き前)」
です。
円預金の金利と比較すると雲泥の差!!
この金利なら
「一回やってみようかな?」
と思えますよね!
ソニー銀行 金利一覧 外貨預金:https://moneykit.net/visitor/rate/fd.html
為替が変動して「外貨預金をした時よりも円高の時」に円に戻す場合、預けた元の金額よりも少なくなる場合があるので要注意です。これが「為替リスク」です。
理由②:FX(外国為替証拠金取引)と比較すると楽
投資の一つとしてFXがポピュラーですが、誰にでもオススメできるものではありません。
取引をするパソコンのソフトやアプリの使い方を覚えなくてはいけませんし、チャートを見て自分で売買をしなければいけません。
一方、外貨預金でしたら、基本的にはほったらかしでOKです。
難しいチャートを分析する専門的な知識や、取引のタイミングを見計らうノウハウなども必要ありません。
これから投資を始めてみようかな〜という投資初心者・未経験者のファーストステップとしてオススメです。
理由③:円安になると利益が生まれる
税金や細かい話をすっ飛ばして簡単な例え話をします。
例えばですが、1ドル100円の時に100ドル預けたとします。
この時の円としての価値は10,000円ですよね?
1年後、円安が進み、1ドル140円になりました。
この時のドルの「円としての価値」は14,000円となり、預けた時よりも4,000円プラスとなります。
預けたドルは「100ドル」のまま。
ですが、円がドルに対して安くなっているので、それだけたくさんの円を買うことができるようになっているのです。
このように、米ドルで外貨預金していると円安になった時に利益が生まれます。
2022年9月23日のドル円のレートが大体143円前後です。去年のレートが大体110円です。もし、去年ドルを買っていたら、今頃かなり利益が生まれていたかもしれません…。(もちろん、逆に円高になっていれば損をしていた可能性もあります)
理由④:米ドルのまま使うことができる
外貨預金のお金はそのまま使うこともできます。
海外旅行や海外留学での現地の決済に使えるので、無理に円に両替する必要もありません。
海外を飛び回ることが多い職業の方や、外資系企業でバリバリ働く方には大きなメリットだと思います。
理由⑤:リスクヘッジになる
少し難しい話になりますが、円だけで資産を保有していると為替が変動した時に資産価値が変動します。
例えば、円がドルに対して安くなって円安になると、ドル建ての物やサービスを利用する際に価格が高くなってしまいます。
そんな時、ドルも資産として持っておけば、為替の変動に左右されることなくドル建ての物やサービスを購入することができます。
自分の資産は、日本円だけではなくドルにも分散させておく。
円安の影響をモロに受けている今だからこそ、しっかりと考えておきたいですよね!
米ドルの外貨預金のデメリット
逆に、米ドルの外貨預金のデメリットについて書きます。
いいことばかりだけではないので注意しておきましょう。
デメリット①:円高になると損をする
円安になれば利益が生まれますが、逆に円高になると損します。
ざっくりした例えになりますが、ドルが100円の時に100ドル購入します。
この時の100ドルの円換算の価値は「10,000円(100円×100ドル)」です。
一年後、ドル円の為替レートが80円になりました。
この場合、100ドルの円換算の価値は「8,000円(80円×100ドル)」です。
2,000円の為替差損が発生します。
円がドルに対して高くなっているので、ドルから円に両替する際に目減りしているんですよね…。
デメリット②:為替コストが発生する
円からドル、ドルから円に両替(交換)する際にはコストが発生します。
いわゆる手数料です。
ソニー銀行さんのホームページの説明がかなりわかりやすかったので是非参考にしてみてください。
ソニー銀行 外貨普通預金:https://moneykit.net/visitor/fx/fx01.html
デメリット③:預金保険制度(ペイオフ)の保護対象外
外貨預金は預金保険制度の保護の対象外となります。
もし預け先の金融機関が破綻した場合、預け入れていたドルは保護されず、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われます。(一部カットされる場合があります。)
米ドルの外貨預金にオススメの銀行は?
これから米ドルの外貨預金にチャレンジするのであれば、ソニー銀行がオススメです。
理由について解説をします。
オススメする理由①:米ドルの外貨預金の金利が高い
ソニー銀行は米ドルの外貨預金の金利の高さが魅力的です。
- 外貨普通預金の金利で「0.7%」
- 1年の外貨普通預金の金利は「2.2%(※10,000USD未満・税引き前)」
ソニー銀行 金利一覧 外貨預金:https://moneykit.net/visitor/rate/fd.html
オススメする理由②:Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)が便利
ソニー銀行が発行しているSony Bank WALLETがめちゃくちゃ便利です。
ざっくり便利な理由を挙げてみると、
- デビットカードとしても、キャッシュカードとしても使える
- 円、米ドル、ユーロなど、合計で11通貨に対応
- 提携ATMなら原則24時間預け入れは無料、引き出しは合計月4回まで無料
- 海外ATMを使って自分の預金口座から現地通貨を引き出せるので、両替の心配は不要
外貨預金ユーザーだけではなく、海外に行く機会が多い方(例:海外留学生や外資系企業で働くビジネスパーソン)にもオススメできるカードです。
オススメする理由③:為替手数料が安い
ソニー銀行が設定している米ドルへの基準為替手数料は「15銭」です。
一方、三井住友銀行が設定している為替コストは「0.5円=50銭」です。
かなり大きな差があります。
しかも、ソニー銀行は優遇プログラム Club Sのステージに応じて為替コストを優遇しています。
シルバーであれば「10銭」、ゴールドは「7銭」、プラチナだと「4銭」です。
相当安い設定だと言えます。
まとめ
今回は外貨預金のオススメの銀行について解説をしました。
これから米ドルの外貨預金を始めてみようという方は是非参考にしてください。
本記事は外貨預金の解説を目的としています。投資の勧誘を意図したものではありません。また、本記事で掲載している金利・手数料等の情報は記事を書いた時点での情報です。最新情報はそれぞれの公式サイトにてご確認ください。