外資系企業(金融業界)はブラックなの?オペレーションヘッド時代の体験談

「外資系企業ってブラックなの?」

「金融業界の外資系企業って給料はいいけど激務?」

そんな風に疑問に思っていませんか?

結論から言うと、勤務する会社のカルチャーやポジションで求められる結果によって激務度は大きく変わります。

例えば、激務度が高いことで知られている外資系金融業界でも、投資銀行部門とバックオフィスの部門では激務度に大きな差があります。

〇〇だから激務、〇〇だから激務じゃない、という単純なものではないので気をつけておきましょう…。

今回の記事では、自分の体験談を交えながら、外資系企業の激務度についてお答えしたいと思います。

著者のプロフィール
MASA
  • カナダに海外留学(NYITのMBA取得)
  • 外資系企業3社経験(金融業界)
  • 現在は都内の会社でコンサルタントとして働いています

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目次

激務度は勤務する会社のカルチャーやポジション次第

結論からいうと、僕が過去に働いていた外資系企業の場合、そこまでハードではありませんでした。

オペレーション部門(いわゆるミドルオフィス)に配属されていたのですが、基本的に仕事は8時間。

たまに残業することはあっても、帰宅が深夜になる、ということはめったにありませんでしたし、給料も日系企業と比較すると高い水準であったように思います。

ただ、それはジュニア的なポジションだった時の話。

さらに上の役職になるとかなり激務度は増します。

オペレーションマネージャー時代の激務度

オペレーションのマネージャー(ヘッド)という上級職に従事したのですが、その時は仕事における「勤務時間」という概念はありませんでした。

朝9時ごろにオフィスに到着し、帰宅は23時の終電。

それこそ24時間メールをチェックし、何かあれば即オンラインミーティング。

チャットにはガンガンメッセージが届きますし、レストランでディナー中でもパソコンを開いて作業をしなくてはいけないこともありました。

そんなハードな毎日を過ごしていました。

結論:激務度は役職によって大きく変わる

色々心配になる外資系企業の激務度ですが、結論、

勤務する会社のカルチャーやポジション次第

ではないのかなと思います。

役職が高くなれば、それだけ求められるパフォーマンスのハードルも上がります。

別に8時〜17時の勤務でもいいのでしょうが、それはあくまでも求められる結果が出ていればの話。

結果を出そうとすると、おのずから長時間ワークになりますし、どうしても激務度は増してしまいます。

【体験談】外資系企業でオペレーションヘッドとして働いていた時の一日

オペレーションヘッドとして働いていた時の中でも、一番忙しかった時のスケジュールを例に挙げてみたいと思います。

【起床時間】6:30ごろ

起床時間はまちまちですが、大体朝の6時30分頃起床。

朝起きてから一番最初にやることは、会社から支給されている携帯電話でメールをチェック。

この時点ですでに100件近くのメールがInboxに入っていて、リアルタイムでどんどん増えていきます

ですので、出社準備をしながらメールを読みます。

緊急性が高いものは即座に返信するか、チャットで連絡。

何かしらの問題が起こっている際は電話もします。

これらの作業がひと段落したら家をオフィスにむかいます。

【出社後】8:30ごろ

出社後はパソコンに電源を入れ、業務開始。

具体的には、

  • メールチェック
  • トレーディングソフトのステータスチェック
  • 顧客の注文状況の確認
  • データの抽出と分析
  • マーケットのリスク分析
  • 他部門と連携するプロジェクトを進める

などの作業があります。

予期せぬトラブルがあると、上記の業務をこなしながらASAPで対処します。

ヘッドともなると、上記の仕事に加えて

  • 中途採用の段取り
  • 部下のトレー二ング
  • 定例ミーティング

も飛び込んできます。

【昼食】15時ごろ

バタバタと業務をこなしていると、気づけば15時頃となっています。

お腹が空いたとかそういう感覚を超えてしまいますが、むしろランチを食べることができるだけでもラッキーです。

常に携帯でメールもしくはチャットを気にしながら、外に出て軽く食事を済ませます。

忙しい時はデスクで食べるときもあります。

【ミーティング】22時~24時ごろ

突如としてミーティングが入る場合があります。

時間は大体22時くらい。

アメリカの時間に合わせると24時から開始という場合もあります。

朝から業務をしていると考えると、相当な時間を仕事にコミットしていることになります。

この時点でもう身も心もクタクタですが、メールやチャットがやむことはありません。

返信をしなくてはいけないものはさっさと返信をすませ、終電もしくはタクシーで家に戻ります。

【帰宅】1時ごろ

家に到着したらやっと一息つける瞬間です。

テイクアウトした遅い夕食をガッつきながらもスマホを片手に仕事のメールをチェック。

そして、必要があれば電話、チャットとなります。

朝やっていることと同じですね。

そうやって、なんだかんだしていたら布団に入るのは2時くらいになってしまいます。

本当に幸せな時間ですが、緊急時の電話やチャットへの対応のために携帯は枕元へ。

激務でも耐えられる人は外資系企業に向いている?

激務でもいい!

ガンガン働いて自分を成長させたい!!

そんな人は外資系企業に向いていると思います。

特に営業職のように結果がわかりやすく数字で出る仕事が向いていると思います。

関連記事:【体験談】外資系企業に向いている人の特徴と転職方法の解説

まとめ

外資系企業=ブラック、激務、というイメージがあるかもしれませんが、結論からいえば勤務する会社のカルチャーやポジション次第

もしこれから外資系企業に転職を考えているのであれば、そのあたりの社内の情報は転職エージェントによく確認しておくことをオススメします。

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