海外留学と聞くと華やかで楽しそうなイメージがあると思います。
ですが、長い間海外で生活をしていると鬱っぽくなってくることもあります。
「なんだか毎日が憂鬱でやる気がでない。。。」
「もう日本に帰りたい!!」
そんな風に思い始めることもあります。
今回は海外留学中に鬱っぽくなってしまう原因とその対処方法について解説します。
海外留学中に鬱っぽくなってしまう原因とは?
海外留学中に鬱っぽくなってしまう原因は様々です。
- 友人があまりできない
- 思っていたよりも英語が上達しない
- 現地の日本人との人間関係が上手くいかない
これらの共通点は「自分に原因があるのでは?」と思ってしまうような状況です。
友人があまりできないのは自分の性格に問題があるから?
思っていたよりも英語が上達しないのは自分の努力が足りないから?
自分のことを責めてしまう考え方をしていると、そこから鬱っぽくなってしまうことがあります。
留学生活中のストレスも鬱っぽくなってしまう理由
海外では、言葉、食事、価値観が日本とは大きく違うため、気づかないうちにストレスを感じています。
メンタルが強いと自覚している人でさえも、いつの間にか鬱っぽくなってしまうことは珍しくありません。
僕もどちらかといえばメンタルは強い方だと思っていましたが、海外留学生活半年を過ぎるあたりから段々と内向きな思考になっていきました。
あまり外に出たくなくなるというか、いつも不安感が心の中にあるというか。
その時は季節はちょうど秋から冬になろうとしていたタイミングですので、日が出ている時間が短くなってきたのも関係していたと思います。
夏はサマータイムで爽快な気分、逆に秋と冬はすぐに暗くなるので家にこもってしまう。
これも鬱っぽくなってしまう原因の一つです。
海外留学中に鬱っぽくなった時の対処法
一旦英語の勉強から離れてみる
ストイック過ぎる気持ちは時に鬱っぽい気持ちを引き起こしてしまいます。
責任感が強すぎるのです。
「もっと勉強しなきゃダメ!」
「こんなスピーキング力じゃいけない!」
そう思う気持ちはわかります。一生懸命勉強するために海外留学に来ているわけですからね。
ただ、自分を追い込見過ぎてしまっては意味がありません。
海外留学は長距離走
海外留学は短期間で決着をつける短距離走ではなく、長い目線で勉強を続けるマラソンみたいなものです。
ストイックになり過ぎて精神的に参ってしまっては何も意味ありません。
自分に厳しい姿勢を貫くのもいいですが、時には勉強から離れてみてリラックスすることも大切です。
ちょっとした小旅行に出かけてみる、地元のカフェでゆっくりとコーヒーを飲む、ひたすら家で自炊を楽しんでみるなど、色んな楽しみ方が海外にはあります。
ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。
海外に来たらやりたかったこと、あるんじゃないでしょうか?
英語の勉強から離れ、そんな楽しみに少し意識を傾けてみてもいいのではないかと思います。
英語がすべてではない
海外留学に出ていると、英語力を身に付けること=絶対的な正義のような感覚になってしまいがちです。
それが行き過ぎてしまうと、英語が出来る、英語が話せる=えらい、英語が出来ないとダメ、みたいな思考になってしまい、英語が全てという感覚になってしまうんですよね。
僕もそうでした。
英語が出来るようにならなきゃダメ!
英語ができない奴はダメ!
そんな凝り固まった思考のせいで体に異変を起こったのだと思います。
ですが、海外留学は英語が全てではありません。そこに「偉い」も「ダメ」もありません。
極論を言えば、自分が有意義な時間を過ごせたと思うならそれでオッケー。
そこに納得感があればいいんです。
今でも、「もっとあの時、海外を楽しんでいたらよかった!」と思うことがあります。
現地の文化を楽しむ、現地の料理を楽しむ、現地の友達と楽しい時間を過ごす。
海外には、英語が話せるようになるのと同じくらい尊い時間の過ごし方があります。
英語だけにとらわれず、広い視野を持ってみることって本当に大切です。
他人と比較するのを止める
色んな人が海外留学に来ています。
自分よりもはるかにお金持ちの家の人もいますし、苦労してお金を貯めて海外に来た人もいます。
同じような目標を持った人もいれば、全く違う目標を持ってきた人もいます。
そもそも、特に目標もないのに海外に来ている人だっています。
英語の能力についてもそうです。
元々英語がある程度話せるレベルの状態で海外留学に来ている人もいれば、全く英語ができない状態で海外留学に来ている人もいます。
色んな人が色んな思いで海外留学に来ています。
そういう人たちと自分を比較するのを止めましょう。
人は人。自分は自分。使い古された言葉ですけど、本当にそう。
あの人は綺麗なコンドミニアムに住んでいるけど、自分はアパートの一室をシェアしている。あの人は英語を話せるようになったけど、自分はまだまだ全然ダメ。
誰かと自分を比較すると、そこには必ず「差」が生まれます。
「差」が生まれてしまうと、嫉妬心や自己憐憫の気持ちが生まれてしまい、段々と鬱っぽくなってしまう原因になります。ですが、海外に来てまで他人をうらやんだり嫉妬しても何も始まりません。
自分はなぜ海外留学に来たのか?
どんな目標を達成したかったのか?
自分の足元をもう一度見つめなおしてみましょう。
他の誰か自分を比較して一喜一憂するのはやめ、日々成長していく自分に意識を向けるようにしましょう。
時には日本人に頼ってみる
何だかんだ言っても、最後に頼れるのは同じ日本人です。
頼れるところは頼ってみるのも全然アリです。
留学生活のちょっとした悩みや疑問など、留学生活の先輩にぶつけてみましょう。
同じような境遇の人からのアドバイスを得ることにより、「パッ!!」と気が晴れたり、前向きな気持ちになることができますから。
自分を縛る頑固なポリシーは必要ない
英語の勉強にストイックな人や、責任感の強い人の場合、「海外に来てまで日本人なんて!!」という思いから、海外留学中は日本人を避けてしまうケースが多々あります。
日本人を避けることについて僕は否定しませんが、
- 日本人の友人は作らない
- 日本人は絶対に頼らない
という頑固なポリシーは自分で自分の留学生活を大変にするだけです。
気が合いそうな日本人の人がいれば友達になってもいいですし、週末一緒に飲みに行ってもいいじゃないですか。
遠い異国の地だからこそ、同じ国の人間同士が仲良くすることって大事なんです。
何かあった時にお互いに愚痴を言い合える、情報交換でれば、海外留学生活をより”濃い”ものにしていくことができますから。
出会いを自ら避ける必要なんてない
海外留学で出会った友人は一生の友達になる可能性があります。
僕の場合、本当に少数の日本人の方と仲良くなりましたが、今でも連絡を取っていますし、たまに食事に行ったりしています。
出会いは人生を豊かにしてくれる素晴らしいものです。
そういうチャンスを自ら閉ざしてしまうなんて、味気の無い、何の面白みのない海外生活を送ると宣言しているようなものです。
「海外に来たんだから日本人なんて別に必要ない!!」
というルールで自分をがんじがらめにして、かたくな日本人を避けるなんてもったいないです。
もっと出会いに寛容になってみましょう。
毎日の生活が驚くほど楽しくなると思いますよ。
まとめ
今回の記事では「海外留学中に鬱っぽくなった時の対処法」について書いてみました。
華やかでカッコよさそうに見える海外留学ですが、実際に行ってみると結構大変なことが多いです。
繊細な人だと色んなことにストレスを感じてしまいがちになりますし、ストイックすぎる人は日々の生活に疲れてしまうこともあります。
海外では心の面を常にケアしておくことは大切で、「もうだめだ!」というレベルまで自分を追い込んでしまうと、思っていたよりも早く帰国してしまうことになりかねません。
英語は半年を過ぎたあたりから急激に伸びてくる傾向があります。半年もたたないうちに早く帰国してしまうことになると、せっかく海外に来たのに勿体ないですよね。
海外留学は長期的な目線で自分のメンタル面をしっかりとケアしておくことが大切です。
ストイック過ぎず、自分を追い込み過ぎないよう、常に心のバランスを気を付けて日常生活を送るようにしてくださいね!
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