【※体験談】就活生や転職活動中の人が知っておきたい外資系金融業界の中身とは?

このブログ内でも公表しているように、僕は外資系金融に勤務していた過去があります。

外資系金融というと、派手、高給、激務、すごい人ばかり、英語が必須、モテる!など、様々なイメージを持っている人もいるかと思いますが、実際にその内情を知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか?

ネット上で検索をすれば外資系金融の情報を簡単に手にすることはできます。ですが、実際に身を置いた僕の経験から言わせてもらえば、

「なるほど。この人は本当に外資系金融で働いていたんだな。」と納得できるようなものもあれば、「薄っぺらいなあ。この人絶対に外資系金融で働いていないでしょ?」というような的外れの情報もあります。

そこで今回の記事では、就活生や転職中の人のために僕が外資系金融のイメージについて一つ一つ暴露してみたいと思います。

「外資系金融志望なのですが、ぶっちゃけ中身ってどうなんですか?」

「外資系金融って激務なんですか?」

そんな疑問を持っている人のお役に立てれば幸いです。

そもそも外資系金融業界とは?

外資系金融業界をざっくりいえば、

  • ゴールドマンサックス
  • シティグループ
  • ドイチェバンク
  • JPモルガン
  • モルガンスタンレー
  • メリルリンチ
  • BNPパリバ
  • バークレイズ
  • UBS
  • クレディスイス

このようなグローバルに拠点を持つ外資系金融企業が属している業界を指します。ネット上では特にIBD(投資銀行部門)を保有する外国資本の金融系企業を指して外資系金融と呼ぶ傾向があります。

ちなみに、僕の世代では上記の外資系金融の会社に加えてリーマンブラザーズ、ベアスターンズ、ドレスナー銀行などがありましたが、それぞれ破綻・合併の道を歩んでいます。

外資系金融は派手な業界なのか?

外資系金融というと一般的に派手なイメージがあると思います。

例えば、六本木ヒルズや丸の内のオフィス街をイタリア製のオーダーメイドスーツで察そうと歩き、片手には英語の新聞、ランチは洒落たイタリアン、食後はスタバのコーヒーを片手に外国人の同僚とミーティング。

時には日系大手企業相手に隙のないプレゼンを展開し、プロジェクトの打ち上げはおしゃれな高層階のバー。

おそらく世間一般の方がイメージしている外資系金融とはこのようなイメージではないでしょうか?

実は間違っている外資系金融の派手なイメージ

このような外資系金融のイメージは半分合っていますが、半分は間違っています。

僕は実際に外資系金融で働いていたのでわかりますが、オフィスの中はワイシャツの袖をまくりあげた人たちが一心不乱にPCに向かって作業をしている。

もしくは、驚くくらいシーンとしたオフィスの中でカタカタと猛烈な勢いでパソコンのキーボードを叩く音だけが聞こえる。

ある意味、異様ともいえるような光景こそが僕が経験した外資系金融の職場です。

もちろんこのような光景は勤務する外資系金融のカルチャーにもよりますし、所属する部門や従事するポジションによっても変わってきます。

ですが、外資系金融のオフィスの中はどちらかといえば「戦場」に近いイメージです。

外資系という言葉から想像しがちな「みんなで和気あいあい」というイメージとは対極にあると思っておいた方が良いでしょう。

オフィスで英語の新聞を読んでいる人はいない

英語の新聞を読んでいるような人には会った事ありません。

そもそもオフィスでゆっくり新聞を読む時間なんてありませんから。

マーケットが動いている中、悠長に新聞なんて読んでいたら速攻でクビです。

スタバのコーヒーはよく飲みました。

同じビルにスタバが入っていたり、そもそも近くにスタバしかないからです。

ドトールやエクセシオールもありますが、外国人の同僚とはスタバ一択でした。

いつも豪華なランチを食べるのには理由がある

一人当たり1,500円くらいするようなお店に普通に食べに行きます。そういった意味では、外資系金融の派手なイメージとかなり近いです。

ただ、好きで食べに行っているというよりは、それしかチョイスがないからという消極的な意味合いの方が大きいかもしれません。

外資系金融のオフィスというのは都内の中でも最高のロケーションに位置しています。丸の内、六本木、溜池山王、神谷町、とにかくいい場所にあるんです。

しかも、入っているビルも超一流。例えばゴールドマンサックスであれば六本木ヒルズ、ドイチェなら山王パークタワーです。

そういったビルの中にはクオリティの高いレストランがテナントとして入っており、例え料金が少々高かったとしてもお昼を食べに行く時にどうしても使う必要があるのです。

いちいち外のコンビニまで買いに行くのって結構面倒ですし、日々の激務に疲れているので、「せめてお昼くらい美味いもの食べたいよね!?」という心理が働きます。

これが外資系金融の人間が豪華なランチを食べる理由です。

外資系金融の中に入って驚いたのは、自分でお弁当を作って持ってきている人もいたこと。派手なイメージのある外資系金融にも意外と堅実な人もいるのです。

毎日派手で華麗に仕事なんてしていない

僕が最初に勤務した外資系金融は中堅クラスの大きさの外資系金融。従事したポジションも花形のIBD(投資銀行部門)やフロントオフィスではなく、オペレーション部門。

派手なイメージとはあまり縁がない外資系金融の社員でした。

ワイシャツこそオーダーメイドでしたが、スーツは吊るしのスーツ。いつも仕事でバタバタしていたので、昼食はデスクで済ます。

日本人の同僚とは会社の愚痴で盛り上がり、夜になったらまたコンビニの弁当をデスクで食べる。プロジェクトは遅延してばかりで、時には朝までオフィス。

そんな日々を送っていました。

もし、派手でキラキラしたイメージだけを持って外資系金融で働くと、

「本当にあの憧れであった外資系金融で働いているのだろうか…?」

と悩むことになるので気をつけたほうがいいです。

外資系金融業界は高給?

外資系金融といえば高給というイメージがあると思います。これは正解です。

勤務する金融機関の規模や配属されるポジションにもよりますが、一般的な日系企業と比較するとおよそ1.5倍から2倍の差があるように思います。

特にIBD(投資銀行部門)やディーリング部門の人間は結果さえ出せば相当稼げると言ってもいいでしょう。20代で年収1,000万円レベルなど全く珍しくありません。

とにかく若くしてお金持ちになれる仕事という点では外資系金融の仕事はとても魅力的です。

バックオフィスの仕事でも結構稼げる

IBDやディーリング部門だけではなく、オペレーションのようなバックオフィスの人間でも毎日美味しいランチが食べれるくらいは稼げるのが外資系金融の魅力です。

しかも、バックオフィス業務の仕事は他の部門の仕事と比較すると仕事はそこまでキツくありません(あくまでも相対比較ですが)。優秀な女性の方もたくさん活躍していますし、”丸の内女子デビュー”したい女子にはオススメのポジションかもしれません。

外資系金融業界で働くと給料や待遇がアップするだけではなく履歴書にもハクが付きます。将来のキャリア形成のためにもオススメの業界です。

また、ガッツリ仕事して、ガッツリ儲けたい。そのようなアグレッシブな気持ちをもっている人にうってつけの業界が外資系金融です。

自分自身の能力を試してみたい人は是非挑戦してほしい業界です。

関連記事:【※2018年度最新版】外資系銀行に転職できた僕がオススメする4つの転職エージェント

外資系金融業界はすぐにクビになる?

リターンがあればリスクがあるのは当たり前。例え外資系金融に就職、転職できたとしても、仕事のパフォーマンスが上がらなければ(もしくは上司に嫌われれば)容赦なくクビになるのが外資系金融の特徴です。

米国本社から上司がやってきたと思ったら、いつのまにか日本の責任者のクビが飛んでいた。そんなことは日常茶飯事でした。

その瞬間、使っていたパソコンへのアクセスは完全にシャットアウトとなり、入室するためのカードキーも無効。雑誌やネットで見た光景が目の前で起こります。

冷酷に聞こえるかもしれないが、これが外資系金融で日々行われている”当たり前の光景”です。

僕はこれまで何名もの上司が職場を去っていくのを目の当たりにしたことがあります。

ミーティングに行ったっきり姿が見えない、次の日から出社しない、休み明けから来なくなった、など様々なパターンがありましたが、後から人づてに話を聞いたら、「ああ、あの人?クビになったらしいよ。」の一言。

最初はショックでしたが、いつの間にか慣れてしまいました。というか、慣れなくてはいけません。

また、明日は我が身。自分がいつそんな風にクビになるかわかりませんから。

外資系金融では、「クビになったらどうしよう。。。?」ではなく、「クビになったらこうしよう!」というクビが前提のマインドで仕事をすることが大切です。

関連記事:転職者が気になる外資系金融でリストラやクビの対象になってしまう人の特徴とは?

外資系金融業界は激務?

これも配属される金融機関やポジションにもよるのですが、基本的に外資系金融は『激務』です。長時間勤務、減らないタスク量、恒常的な人数不足、これらとは常に付き合っていかなくてはいけない職場だと思います。

また、全世界に存在する支店間との時差もあるので激務に拍車をかけています。

例えば、「東京支店」というのは各国の支店と比較してもヒエラルキーの最下層付近に存在します。自分たちで何かを決める権限はありませんし、常にリージョナルヘッドオフィスにお伺いをたてなければ何も物事が進みません。

そんな立ち位置ですから、プロジェクトチームにアサインされてカンファレンス(*電話会議)などがあれば、こちらが他の国のメンバーと会議の時間を合わすことが当たり前です。

ニューヨークやロンドンとの会議を調整していたら、会議の開始時刻が夜の22時。会議が終わるころには終電なんてありません。

プライベートを重視し9時出社〜18時退社を希望するような人にはキツイ仕事かもしれません。

外資系金融は稼げる職場です。ですが、稼げる人になるためには激務は避けて通れないと考えてもいいでしょう。

仕事をするとアドレナリンがドバドバ出るような人にはピッタリの職場ですが。

関連記事:やっぱり激務!?海外の外資系金融で働いていた時の一日のスケジュールの例

外資系金融業界はすごい経歴の人ばかり?

外資系金融に入社するためには高い学歴と職歴が求められます。そのため外資系金融には素晴らしい経歴の人が集まっています。

MBAホルダーや帰国子女は珍しくありませんし、同じ外資系金融業界からの転職組が非常に多いです。

僕が一緒に働いた方を例に挙げると、元ベアスターンズ、元クレディスイス、元リーマンブラザーズなどなど。そういった方たちと一緒に仕事ができるということは、非常にエキサイティングなことです。

なお、同僚である彼らと仲良くなっておくと転職の際に非常に有利です。金融業界というのは非常に狭く、昔一緒に働いていた人が転職先の人事になっていたり、転職先の上司になっていたというケースが多々ありますから。

自分がクビになったりリストラになった場合、知り合いのつてを辿って他の外資系金融に転職するということは珍しくありません。

いずれにしても、外資系金融に勤務すると素晴らしい経歴の人達と共に仕事ができるため、自分のキャリアにとってプラスになることは間違いありません。

外資系金融業界は英語が必須?

基本的に社内メールは英語です。電話や会議も英語ですし、社内の文書も英語です。

英語が出来なければ話にならない職場です。

とはいえ、ネイティブ並に上手くないといけないというわけではありません。基本的な会話ができ、業務の進捗状況を報告できるレベルの文章能力があれば「それなりに」やっていけるはずです。

その辺りの必要とされる英語のレベル感については、面接官を担当する部門の責任者が直接判断するでしょう。

ただし、ディーリング業務やオペレーション業務は電話で対応することが多く、相当高いリスニング力が求められます。

例えば、ninety(90)とnineteen(19)。語尾を伸ばすか伸ばさないかだけで数値上の差は71となります。

これがミリオン単位でドル建てだったからどうなるのか想像してみると、とても恐ろしい金額ではないでしょうか….。

プレッシャーに弱い方だと毎日嫌な汗をかくような業務ですね。

外資系金融業界で働くとモテる?

これは人によります。外資系金融で働いている人は個性的な人が多かったので、そのあたりについては「人それぞれ」というのがベストな回答になるんじゃないかなと思います。

それよりも、あまりにも忙しすぎて恋愛どころではない、というのもありますが。

僕はやったことはありませんが、合コンなどで外資系金融の名刺を出すと「モテるでしょ?」とか「すごいね!」と言われる傾向があるみたいです。

ですが、「勤めている会社でモテるかどうかを判断されるのってどうなの?」と思います。

確かにゴールドマンやモルガンなどの”ブランド物の名刺”を出せばそれなりに女性を惹きつけるものはありますし、そういうのが好きな意識の高い女性はたくさんいることは知っています。

にしても、「会社の看板に頼ってモテても嬉しいかなあ?」とは思います。

承認欲求が高い人は、「俺の働いている会社、すごいだろ!!」って得意気に名刺を出したりしちゃうんでしょうし、その気持ちもわからなくはありません。

でも、個人的にはあまりそういうやり方は好きではないですね~。

ちなみに、未だにこういう人っているんでしょうか?ちょっと知りたいところではありますが…。

まとめ

以上、外資系金融の中身について暴露してみました。就活生の皆さんや、転職活動中の人にとって参考になったのであれば嬉しく思います。

ネット上には外資系金融に関する様々な情報が溢れています。色んなイメージばかりが先行する外資系金融ですが、実際はそんなイメージとは違う姿を見せることがあります。

的外れな情報に惑わされることなく、きちんと業界を見定めて外資系金融に挑戦するといいでしょう。

あなたの就職活動・転職活動が上手くいくことを心より願っております。

非常に長い文章になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました

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