給与が高く、履歴書にも箔がつく外資系企業のキャリア。
周りから見れば華やかで「うらやましい!」と思われることもありますが、実際自分で働いてみると
「こんな会社辞めてやる!!!」
と思う瞬間も多々あります。
そんなことについて記事にしてみました。
外資系企業を辞めたいと思う瞬間
あまりにも上司の無茶ぶりがキツイとき
外資系企業における上司は神のような存在です。
上司から渡されたタスクは必ず実行し、しかも「結果」を出さなくてはいけません。
とはいえ、上司は現場サイドの細かい話は知っていることは稀。
もし何かトラブルがあって案件が進まないときでも、
「Why?????」
「Guys!! Get this done ASAP!!!」
と、鬼のようなプレッシャーをかけてきます。
これが精神的に結構辛いです。
外資系企業の上司は、基本的に「何が障害になっていて案件が進まないのか?」なんてことはまったく気にしません。
期待するのはやめておきましょう。
特に外国人上司の場合、日本特有の細かいローカルルールや日本人の特性などは知りませんから、一から説明をしなければいけません。
それで理解を示してくれればいいのですが、そんなことは稀。
結局、現場サイドの選択肢は、
「やる!」
しかないのです。
それを十分理解した上で外資系企業で働いていても、実際に自分の身に降りかかってくるとかなり追い詰められる時もあります。
そんな時は
「もう辞めたい。。。」
なんて弱音を吐いてしまいそうになります。
プライベートの時間が邪魔され続ける時
外資系企業はワークライフバランスが実現できる?
そんなことは誰が言った?
実際に働いてみると、時間外であろうがメールやチャットの対応でバタバタすることがあります。
特に外資系金融業界の場合、いつでもどこでもメールやチャットは必要不可欠。
例えば、朝起きたあと、オフィスへの移動中、ランチのオーダーの後、帰宅途中、夜中にふと目を覚ました瞬間、全てにおいてメールやチャットをチェックすることが必要です。
もちろんそれらの仕事は「義務」ではありませんが、そこまでやらないと日々の仕事についていくことができません。
外資系企業で要職に就いた場合、会社から携帯・スマホが支給され、常に仕事をつながっている状態になることがあります。
上司がアグレッシブな性格の人の場合、休み中であっても、
「ランチミーティングでもどうだ?」
と、突然誘われることもあります。
答えはもちろん「Yes」。
例えプライベートの約束があったとしても、それを断ることは「当たり前」となります。
また、本店や海外の支店から上司が日本を訪れている場合、週末は名所めぐりなど、観光ガイドのような仕事をやらなくてはいけないこともあります。
その場合ももちろんプライベートのすべての予定はキャンセル。
例え大事な約束がすでに入っていたとしても、
「お前は会社の大事な仕事とプライベート、どっちを優先するんだ?」
と言われれば、それは会社を優先するしかありません。
たまになら我慢もできますが、これが続くと結構キツイです。
外資系企業の仕事はやりがいはありますが、さすがにプライベートの時間も欲しい….と思いますよね。
上の役職が社外からの人間ばかりになった時
外資系企業は実力主義なのはわかりきった話です。
とはいえ、上の役職の人間を「社内」の人間からではなく、「社外」からヘッドハンティングしてきた人間や転職者ばかりになると、それはちょっといかがなものかと思います。
たしかに、経歴・実績に優れた人が上のポストを担うことは会社にとって当たり前の意思決定ですが、会社への「これまでの貢献度」もある程度考慮してもらわないと、
「今までの自分がやってきたことは何だったのか?」
という虚無感に襲われます。
外資系企業には、日々の仕事に真剣に取り組み、社内でのキャリアアップを狙う人間もいます。
そんな人たちのモチベーションを大きく下げてしまってはいけません。
実際僕も海外留学後に勤務した外資系金融の会社で同じような経験をしたことがあります。
最年少でシニア職に昇格し、その後も貪欲にキャリアアップを狙ったのですが、上のポジションは全て社外からヘッドハンティングされた人や同業他社からの転職者で埋め尽くされていきました。
これ、本当にモチベーションが下がります。
会社で働く上司も仲間も大好きだったのですが、
「ああ、もうこの会社でやることないな。」
そう思い、転職エージェントに登録をし、転職活動を開始することに。
結果的に、世界でも有名な外資系銀行に転職することができました。
結果的にめでたしめでたし、という話にはなりましたが、転職するという決断をしなければ、キャリアアップの可能性がない職場で仕事をしていた、ということになるわけで。
外資系企業でキャリアを歩むのであれば、社内だけではなく外の世界も常に意識しておくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、外資系企業を辞めたいと思う瞬間について書いてみました。
華麗に見える外資系企業のキャリアですが、実際に働いてみると結構しんどいこともあります。
そんなデメリットも十分に理解した上で外資系企業への転職活動を進めることをオススメします。
コメントを残す