新卒で入社した会社が想像以上に激務で毎日クタクタ、上司からのプレッシャーが半端ない、先輩社員がクソすぎて何の成長も見込めないなど。
「ああ、もうマジでこんな会社辞めてやりたい!!」
「明日にでも辞表を提出してやる!!」
こんな風に悩んだこと、ありませんか?
で、悩んで、悩んで、どうしようもなくなって、ネットで色々情報を探してみると、
新卒で入社した会社なんて辞めてもいいよ。
今会社を辞めても第二新卒って枠もあるよ。
そんな優しい言葉を見つけてしまいます。
記事を読んでいるうちに、
「…じゃあ、もう会社なんて辞めてやるか。」
と思ってしまいがちですが、ちょっと待ってください。
こういう重要なことは、勢いにまかせて行動しても何もいいことありません。
会社を辞める前に、まずは深呼吸。
一度このブログ記事を読んでみてください。
そこから辞めるかどうかを考えてみても遅くはないと思いますから。
会社って意外と簡単に辞めることができます
会社を辞めるって、実はものすごく簡単です。
辞表を出す
↓
受理される
たったこれだけですからね。
ブラック企業と呼ばれている企業の場合だと、社員が辞めることが前提で採用しているところが大半。
辞表を出しても「あ、そうなの。はい、お疲れ様でした。」って感じであっさり受理してくれます。
僕が新卒で入社した証券会社もあっさりしたものでした。
辞表を出して、自分のデスクの荷物を回収して終り、です。
「あれだけ胃が痛い思いをして悩んだのに、意外とあっさりしたものだなあ。」という感じです。
会社を辞める前にしっかりと考えてみることも大切
会社を辞めることは簡単です。
だからこそ、辞める前に一度深呼吸して考えてほしいんです。
本当に辞めてもいいのか?
ってことを。
例えば、会社を半年で辞めた場合、その経歴は履歴書上に一生残ります。
転職活動の際、「なぜ半年で辞めたのか?」と、必ず聞かれ続けることになります。
最初のうちは別に気になりませんが、毎回ともなるとさすがにウンザリしてきます。
半年で辞めた理由をそれなりに綺麗に取り繕って説明をすることはできますが、そんなストーリーを「へえ~、そうなんですか。」と真に受けるほど面接官はバカじゃありません。
あなたのことはしっかりと見抜いています。
「ああ、半年で辞めるような【根性無し】の人材なんだ。」
ってことに。
もちろん、あなたにはあなたなりの理由があって会社を辞めたわけで、自分なりの「正当な理由」があるからだと思います。
会社の方針が本当に理不尽であったり、あり得ないくらいのパワハラを受けていたり、不当に安い給料で雇用されていたり。
根性無しなんて、そんな風に思われるのは心外なはずです。
ですが、それが一般的な「新卒入社の会社を半年で辞めた人材」に注がれる視線です。
誰も面と向かっては言いませんが、世の中そんなものです。
あなたのことをどう思うか決めるのは相手ですから。
社会人にとって経歴はものすごく大事。
経歴だけが「自分」を雄弁に語るのです。
そう考えれば、「新卒入社の会社を半年で辞めた」という経歴が、将来にわたってあなたにどのような影響を及ぼすか、自ずから見えてくるはずです。
でも、例え半年で会社を辞めても第二新卒の採用枠があるのでは?
確かに、昔に比べると第二新卒の採用枠の認知が広まり、それを活用しようとする企業は増えています。
ネットの記事を見れば、
「今の会社で苦しかったら辞めて転職活動をすればいいじゃん!」
「第二新卒の枠を狙えば意外と簡単に仕事は見つかるよ!」
なんて記事もたくさんあります。
確かにそうです。
第二新卒を積極的に採用する企業は増えてきていますし、そういった人材をサポートするサービスもたくさん出てきています。
ですが、あなたの転職活動が上手くいくかどうかはあなた次第、という点は忘れてはいけません。
ネットの記事を鵜呑みにして会社を辞めたけど、転職活動が上手くいかずに結局バイトで生活費を稼ぎながら転職活動を続ける、なんてことは現実的に起こりえる話です。
そうなっては悲惨で、そこから這い上がっていくのはかなり困難です。
そもそも新卒入社の会社を半年で辞める時点で印象はマイナスのスタート。
第二新卒の転職活動が100%上手くいく、そんな楽観的な考えは捨てておきましょう。
僕も経験したことがありますが、ビックリするくらいうまくいきませんから。
最近「嫌なら辞めろ!」「自分の好きな人生を生きろ!」という意見がネット上でもてはやされるような風潮がありますが、個人的には違和感を感じます。
その言葉を信じて行動をしたとしても、その責任は最終的には自分にあるからです。
結局は自分。
それが世の中のルールなのです。
だからこそ、無責任な言葉を鵜呑みにせず慎重な行動が必要になるのです。
自分が苦しんでいる時に、
「嫌なら辞めていいんだよ。」
「自分の好きな人生を生きたらいいじゃん。」
という言葉は救いの言葉に聞こえます。
ですが、それに依存してしまうと誤った選択をしてしまいます。
じゃあ、結局どうすればいいの?
「今の会社で這いつくばってでも頑張れ!」
そういう昭和の根性論のようなことを押し付けるつもりはありません。
会社の方針が本当に理不尽であったり、あり得ないくらいのパワハラを受けていたり、不当に安い給料で雇用されていたり。
そんなクソみたいな会社に勤務していては大切な人生がぶっ壊されてしまいますから、「辞める」という選択肢はアリだと思います。
ただ、大切なことは、
今の職場環境でベストを尽くし、心の中に何一つ悔いが残らない状態で辞める
ということ。
これはやっておきましょう。
苦しい状況なのにもかかわらず、ベストを尽くせ。
バカみたいなことを言っているように聞こえるかもしれません。
なぜ、あえてそういう厳しいことを言うのか?
理由は簡単で、そうすることにより、転職活動の時に正々堂々と退職理由を語ることができるからです。
例えば、
私は以前の会社でこのような環境で仕事をしました。改善するために自分なりに考え、〇〇のようなアクションを起こしました。そのために、△△を行い、□□を実行しました。
残念ながら、それでも環境は変えることはできず、会社を辞めてしまう結果となりました。ですが、私なりにベストは尽くしましたのでそこに悔いは残っていません。
次の会社では、この経験を活かしていきたいと思います。
このような退職理由を語れる人材って魅力的だと思いませんか?
もし、自分なりにベストを尽くした場合、こういう退職理由がウソ偽りなく語ることが出来ます。
誠実な言葉というのは人間の心を打ちます。
こういう退職理由を面接で語れるようになるために今の環境でベストを尽くせと言っているのです。
あくまでも自分のために、ということなのです。
社会人ともなれば、会社が辛い、上司がわかってくれない、給料が安い、そんな不満は多かれ少なかれ誰でも持っているものです。
大切なことは、
不平不満に対してどのような解決策を考え、能動的にアクションを起こしたか?
です。
人はそこは見て評価してくれます。
会社を辞めてしまうのは仕方ないじゃないですか。
でも、それに至るまでにどのようなことをやってきたのか?という点が大切。
そこに自分なりの付加価値を生み出す場所が存在し、そこが評価されて転職活動を成功に導くものなのです。
まとめ
さて、今回の記事は新卒入社の会社を半年で辞めたい人向けに書いてみました。
新卒で半年というのは一つの節目。
会社が嫌になることもあるでしょうし、上司や同僚との人間関係を辛く感じることもあるでしょう。
ですが、会社を辞めるのは簡単です。
いつでも辞めることはできるのですから、
今の辛い状況を改善するために、どのようなアクションを起こせるのか?
それを意識して行動を起こしてみると現実を変えることが出来ると思います。
頑張ってくださいね!
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