東京でのキラキラした生活に憧れて上京する人はいますが、実際に東京で暮らすと疲れを感じてしまうことがあります。
その理由について書いてみたいと思います。
東京生活が疲れたと感じてしまう理由
東京は上を目指せばキリがない世界
東京には人がたくさん集まっています。スゴイ経歴を持った人や、ものすごい才能を持っている人がウジャウジャいます。
外資系金融業界を見渡せば、ゴールドマンサックス、JPモルガン、ドイチェバンク出身の英語がペラペラの帰国子女なんて珍しくありません。地方にいれば「神レベル」の秀才でも、東京ではそこそこデキる人程度の扱い、という状況も珍しくありません。
そんな風に優秀な人で溢れている街ですから、上を目指して毎日必死になってもがいても、さらにその上には人がいて、その上にもまだまだ人がたくさんいます。とにかく人の分厚さが半端ありません。
そこで知らず知らずのうちに”自分の立ち位置”というものを知っていきます。「ああ、自分はこの辺りのレベルの人間だな」と。
そこに精神的な疲労を感じてしまいます。
ブランドのひけらかしがすごい
自分もそうでしたが、東京に住んでいる人(特に意識が高い人)は
- 年収
- 学歴
- 勤務している会社のブランド
- 持っているカバンのブランド
- パートナーの職業
- 住んでいるエリア
- 住んでいる家の大きさ
- 普段飲みに行くお店
これらの情報にはとても敏感で、ちょっとしたときに自慢したりします。これが結構しんどいです。
合コンや女子会はひどいですね。「え?これは自慢大会?」ってくらいにあからさまにひけらかす人がいることもあり、それを生暖かい目で眺めるのはなかなかの趣です。
東京にはこういう人種もいます。ただ、こういうブランド志向の人と見栄の張り合いをしていても疲れるだけですので同じ土俵には乗らない方がいいです。
お互いに持っているブランドで勝負して、勝った、負けた、なんてじゃんけん大会してても仕方ありません。不毛な戦いは疲れるだけです。
ちなみに、某トップクラスの外資系金融に勤務している人たちと飲んだことがありますが、本当にひどかったのを覚えています。漫画に出てくる「典型的な嫌な奴」って感じでした。
トップクラスの外資系企業勤務の人はキャリアに対して尊敬はするものの、人間性に関しては「?」な人が多かったような気がします。。。
どこに行っても人だらけ
東京で暮らして驚いたのが、お昼どきになるとあまり美味くないお店でも行列ができているということ。とにかくどこにいっても人だらけな状況に驚きました。
元々田舎出身なので「お店を予約する」という習慣を持っていません。田舎では予約なんてしなくてもいつでもお店に入ることができるからです。
ですが、東京で暮らすようになって初めて「お店を予約する」ということが習慣として身につきました(田舎でこれをやると、逆にお店の人から「はあ、お席は空いてますけど?」と不思議がられます)。
いずれにしても、東京ではどこに行っても人が多いので疲れます。ランチのお店だけではなく、電車、バス、スタバなどのカフェ、ちょっとした話題の場所、スーパー、コンビニ、全ての場所に人がたくさんいます。
人がたくさんいると賑やかでいいのですが、それがずっと続くとさすがに疲れてきます。
一人になりたい、田舎に帰りたい、そんな風に思う田舎出身の方は少なくありません。
多すぎる出会いの数
東京で暮らしていると自然と出会いの回数が増えてきます。田舎で働くよりも、都会で働いた方が名刺交換する機会は圧倒的に多いはずです。
ですが、出会いの数が多いがゆえに、一回一回の出会いの濃さが希薄になりがちです。簡単に言えば、「あ、この人とは気が合わないな。。。」と思えば簡単に付き合いをやめることができるメリットがある一方、自分も相手からそのように扱われる回数も増えます。
田舎で暮らしている場合は、出会いの数が圧倒的に少ないため、一つ一つの出会いに対する重みが違います。それと比較すると、このドライさというのは若干の寂しさを感じる部分です。
気づけばラインがブロックされていた、電話番号が変わっていた、なんてことは珍しくありません。ただ、それ以上に新たな出会いの数にも恵まれるので、友人や知り合いの数自体は減ることはないでしょう。
色んな人と出会い、色んな形の付き合いができることが東京暮らしの楽しさの一つだと思うのですが、そうした”人間関係の新陳代謝”から本当に信頼できる人にめぐり合う数は圧倒的に少ないです。
「楽しく飲める人は増えたけど、本当に信頼できる人っていたかな?」
ふと冷静に考えてみると、ドライで希薄な人間関係に疲れてしまうことがあります。
まとめ
以上、東京生活が疲れたと感じてしまう理由について書いてみました。いかがでしたでしょうか。
東京生活はキラキラしているように見えますが、実際に暮らしてみるとそうではない部分にも直面していきます。
良いことだけではなく、悪いこともきちんと理解した上で東京暮らしをスタートさせることが大切です。
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